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アスペルガー:遙かなる旅路~障害に悩むすべての人へ~

ココロの病気・カラダの病気とともに生きる、50代おっさんフリーライターのブログです。

【9月11日】音楽と語学がすべてのあの頃に帰る

小説「アスペルガー革命」

日中はともかく、朝晩はすっかり過ごしやすくなった。意外に冷え込むのであわてて長袖の寝間着を引っ張り出して着るようになった。

派遣会社のキャリアプランナーの仕事を逃げるように辞めてから、はや1ヶ月あまり。すっかりぼっちフリーランサー生活にも慣れたが、暇なようでありながらその実やることがありすぎて頭が混乱気味だ。

金がないというのは、まるでストーカーに追い回されているような感覚だ。姿は現さないが、常に自分の後をつけまわし「何か危害を加えて来るんじゃないか」という妄想が消えることはない。

それに加えて体調の不良が追い打ちをかける。アトピーつながりで皮膚炎がひどく、夏でも指先が乾燥して表皮がむけ、ガサガサになった指先がパックリと割れてあかぎれとなり、地味ながらじわじわとした痛みが自分を悩ませる。

浪速医科大学付属病院でもらってきたスチブロンを毎晩塗りこんでいるが、症状は一進一退で、あまり良くなる気配は見えない。

一方、もともと患っていた鬱病からようやく脱するメドがついてきた。大阪の耳鼻咽喉科の先生から処方された、ストレスを緩和する漢方薬四逆散抑肝散)が功を奏してきたらしい。おおかた15年も縛られ続けた向精神薬から完全に脱することができる日も近いと感じられるようになった。

勤め人を辞めてからフリーとしてすべて自分の意志で何もかも決めて行動していると、自分の直感と欲求に正直になってくる。

50歳も過ぎてから改めて自分の来し方を振り返ってみると、10代から20代にかけてはずっと「語学」と「音楽」に夢中な日々を過ごしていた。

中学生から高校生にかけて、吹奏楽部の打楽器を担当していた。そのおかげでいろいろな音楽に普段から慣れ親しんでいて、ブラスバンドのオリジナル曲の他に、クラシックやジャズ、映画音楽など様々なジャンルの音楽に触れることができ、そのおかげで自分の感性が随分と豊かになったように思う。

人生の一区切りに差し掛かり、ほぼありとあらゆる職種、業種を片っ端からやってきた後では、もう会社に期待するものは何も無くなってしまった。これからは、自分のやりたい仕事だけを、常に人から求められるような品質で、誠実に正直にやり通していきたい。自分にとってそんな仕事はいったいどんなものだろうかと考えたところ、「旅行」と「音楽」というキーワードに行き着いた。

加えて、僕は文を書くことが好きだ。これまでは経済的・情緒的に不安定な時期が長かったので、なかなか継続的にブログをアップする気になれなかった。完璧主義な自分の性格も災いした。自分が納得する文章が書けないと、すごく落ち込んでしまい「もうどうでもいいや」と思ってしまうのだ。

しかし、この6月にかかりつけの精神科のお医者さんやケースワーカーさんの助けを借りて、障害年金の2級を社会保険事務所に申請し、無事認証された。これでやっと、いつも心を悩ませていた生活費の問題が一段落して、必要最低限の生活を営めるようになる。

これからは青春のあの頃に戻って、ただひたすら音楽と語学に没頭しながら生きていこうと思う。とりあえずの目標は「英語の通訳ガイド」の免許を取ることだ。

これは国家資格なので、難関の試験を突破しなければならないが、ネットで調べてみると、結構要領よく取得できる「裏技」があるようだ。ま、それは追い追いまた書いていこうと思っている。

今の人生の目標は世界を飛び回って仕事をする「多言語通訳ガイド」「旅行ジャーナリスト」だ。オリンピックに向けて、訪日外国人旅行者もさらに増えると予想されるので、それに対応できるよう来年には資格をとるべく、そろそろ勉強を開始しようとするところだ。