アスペルガー革命:遙かなる旅路〜発達障害に悩むすべての人へ〜

発達障害やうつとつきあい始めてはや20年、寛解と社会復帰を目指す50代おっさんフリーライターのブログです。

【家庭教師日記】苦手な科目を教えてみてわかったこと

今日は、高校受験を目指す中学3年生の家庭教師の仕事で出かけてきました。

12月にこの仕事の依頼を受けた時には、自分の得意分野である英語ではなかったのでしたが、恥ずかしながら経済的理由のため不承不承引き受けたというのが本音でした。

受験日が2月初旬であるため、1月いっぱいで僕の務めは終わりですが、苦手な数学と国語を苦労しながら教えたことで、発見したこと・身にしみたことを書いてみます。

● 気の乗らない仕事にも得るものがある

引き受けた当初の何回かは「いったいどうやってこの苦手な国語と数学を教えたらいいだろう?」と本当に頭を抱えていました。

しかしながら、苦しみながらも1ヶ月教えてみて「やっぱり人にものを教えることで自分が学ぶことは少なくない」と実感しました。

今回の仕事で自分として一番勉強になったのは「教える科目のことをなにもかも知ろうとしなくてもいい」ということでした。

● 「勉強」を教えるのではなく「勉強法」を教える

僕はこれまで家庭教師で生徒に相対する際には、「勉強」を教えることに囚われていたような気がします。

すなわち、学校の先生と同じように「教える教科について何もかも知っていなければならない」と思い込んでいたのです。そのために、予習に何時間も時間をかけることを自分に強いたりして、とても苦しい思いをしてきました。

ですが、本当に家庭教師に求められていたのは、そういうことではなかったのです。

あくまでも実際に勉強するのは生徒自身なので、生徒がやる気をキープし続けるにはどうしたらよいか、どういう勉強法を行えば成績が伸びるのかを教えるのが、家庭教師の仕事であるということがはっきりとわかりました。

それがわたったとたん、すっと気が楽になり実際の授業においてもかえってこれまでよりも冷静に指導することができるようになりました。

● 短期決戦で教える時のポイント

2ヶ月という短期で生徒にいかに役立つ知識を教えるか、ということも僕にとって頭を悩ませたことのひとつでした。

とくに、これまでの家庭教師の経験でいくと、出された宿題をきちんとやってこない生徒が大半でした。家庭教師は基本的には週1回しか生徒宅に行くことはないので、生徒が宿題をやってこないことには生徒の成績を上げることなどはほとんど不可能なのです。

しかし、今回僕が感じたのは「訪問した当日の授業のやり方がまずければ、生徒は宿題をやる気にさせることはできない」ということでした。

逆に言えば、授業中に間違えた所をしっかりと解説してあげて、自分で「☓」を「◯」に変えることができるように導けば、生徒に「自分は成長した」という実感をあたえることができ、すすんで勉強に向かう気持ちを醸成することができるとわかりました。

 

最近は、比較的自分に合っている「家庭教師」という仕事でさえもまったく成果出せなければ、生徒のためになったという実感も湧かず、苦しんでいました。実際のところ数回ですぐにやめたものもあったのですが、今回の家庭教師の仕事は自分にとって実に大きな成長を実感できました。

この仕事が終わるまであと半月ほどですが、自分がこれまで生きてきた中で得た大切な教訓を、勉強といっしょに生徒に伝えていければいいなと思っています。