アスペルガー革命:遙かなる旅路〜発達障害に悩むすべての人へ〜

発達障害やうつとつきあい始めてはや20年、寛解と社会復帰を目指す50代おっさんフリーライターのブログです。

今も心に残る1990年代の隠れた名ドラマ

ときどき「なんで自分はこう無力なんだろう」と自分を責めて落ち込んでしまうときがあります。そんなとき、みなさんならどう切り抜けているのでしょう。

● 1990年代にはこんなにすばらしいドラマがフジテレビにもあった
今日は、何の気なしにYouTubeのお気に入りに入れておいた、古いテレビドラマを昼からずっとみておりました。

フジテレビ木曜劇場で1997年7月〜9月に放送された「こんな恋のはなし」というドラマです。

父親から大企業グループを引き継ぎ仕事のみに生きてきた大金持ちの男の原島修一郎(真田広之)が、自ら指揮する都市再開発計画の犠牲になる安アパートに住む貧乏な男の下平孝之助(玉置浩二)と知り合うことからストーリーが始まります。

立場の全く違う2人の男の関係に、孝之助と同じアパートに住む藤村香織(松嶋菜々子)とのほのかな恋をからめながら、人生と友情の意味を訴えかける佳作です。

● 玉置浩二の演技に脱帽
大学生のころから安全地帯が好きで、とくに玉置浩二の歌声に心ひかれていた僕だったのですが、このドラマでは主題曲を歌うシンガーとしてまた俳優として、すばらしいパフォーマンスを見せてくれます。

普段は脳天気に明るく振舞ながら、何よりも同じ職場で働く仲間とアパートの住人を大事に思う暖かい気持ちが、ダイレクトに見ている者の胸に迫ってきます。

玉置さんは俳優としてはまったくの素人のはずなのですが、その演技はとても演技とは思えないほど自然で、まるで彼の存在をそのまま役柄にしたかのようです。

番組の主題歌も、かなわぬ恋の行方と人が背負った運命を見事に描いた、出色のバラードナンバーとなっております。

● 恋に不器用な2人の恋の行方は
いままで愛も友情も否定して仕事のみに生きてきた修一郎と、相手を信じ過ぎるがゆえに恋愛ではいつも失敗してきた香織が、おたがいの立場をわきまえようと努力しながらも不思議と惹かれ合ってしまう恋模様に、もどかしくさを感じつつもほほえましく見てしまいます。

政略結婚と知りつつ自らの運命を受け入れようとする、大物政治家の娘で原島の婚約者である水越麻耶子(戸田菜穂)の存在が、2人の恋にほろ苦い味わいを付け加えていて、おもわず引き込まれてしまいます。

出演者全員が登場するラストシーンで描かれるそれぞれの生き方をみて、思わず自分の人生を振り返ってみる気にさせてくれます。


このドラマは視聴率がイマイチだったせいか、いまだにビデオ化・DVD化されてないので、いまでもYouTubeで見るしか方法はないのですが、この年末年始にでもみなさんぜひご覧になってみてください。

画面に中国語の字幕が入っておりますが、ま、そこらへんはあまり気にせずに。